強熱減量測定と土色調査【4 per 1000 initiative】

11月の4パーミルイニシアチブの活動報告です。

 

11月は、乾燥させた土壌試料を使って強熱減量と土色を調べました。

 

強熱減量とは、土壌を高温で燃焼させることで減る重さのことで、土壌中の有機物量を知る手掛かりとなります。

私達の学校では電気炉を使って600℃で燃焼させました。

 

 

また、土色は乾燥させた土壌試料に水を加えて、土色帖で色を調べました。

色は人によって見え方が違うので、みんなで話し合いながら確認しました。

土壌の色は主に鉄分と有機物の量によって赤くなったり黒くなったりします。

 

 

このように、強熱減量や土色を調べることで、土壌に含まれる有機物の量を調べます。

土壌中の炭素の多くは有機物に含まれているので、有機物の量を評価することで間接的に土壌の炭素量を推定することができます。

 

4パーミルイニシアチブは土壌中の炭素を増やそうとする活動です。

今回は果樹園の土壌にどれくらい炭素が貯蔵されているのかを調べる実験でした。