校長あいさつ

命輝く物語を、ここ北の杜で紡ぐ

 

 北杜高校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 

 雄大な八ヶ岳、駒ヶ岳に見守られ、四季折々に吹き渡る風を体に浴び、豊かな自然の懐に抱かれながら、本校の生徒と教職員は、学び舎でかけがえのない時間を過ごしています。

 本校は、大正5年に開校した「北巨摩郡立農学校」以来、108年目を迎える、県内有数の歴史を誇る学校です。創立後、時代の要請を受けた変遷を経る中で、峡北高校、峡北農業高校、須玉商業高校の三校の伝統を引き継ぎ、平成13年、北杜高校として生まれ変わり、今年で23年目を迎えます。

 創立以来108年間の歩みを、生徒玄関の前に立つプラタナスは見守り続けています。108年の間、そのプラタナスを大切に守り育ててきた本校の豊かな文化こそが、地域を支える人づくりの源になっています。生徒と教職員が心を込めて手入れしている農場では、花、野菜、果樹をはじめとする様々な実りが、地域の人々の心と生活を豊かにすることへとつながり、本校の生徒の学びと社会を結んでいます。

 本校は、普通科、総合学科の2学科制により、生徒一人一人の興味・関心に寄り添い、個性を伸ばす教育活動に取り組んでいます。世の中を広い視点で捉えながら、学問を通じて将来にわたり探究を続けていくことを目指す普通科。実習・実技を通じて世の中の現実に向き合いながら、自らの個性をどのように社会に生かしていくかを見つめていく総合学科。この両学科が互いにその特徴を生かし合い、世の中の様々な出来事を自分事として捉えて考え、自分たちの手で、未来の社会をどのように築いていくのかを考える学びに、生徒と教職員が一緒に取り組んでいます。

 学業のみならず、部活動、学校行事を通じて、生徒一人一人が自分らしさを追い求め、自分の力を社会に生かす道は何かを考えるその道のりを、教職員が伴走しています。その北杜高校の毎日を、ぜひご覧ください。

 北杜高校生一人一人が命を輝かせていく物語は、保護者、地域の皆様、同窓の皆様の、本校の教育活動への日々の御理解・御支援のもと紡がれています。感謝の気持ちを込めて、本校のホームページへご案内いたします。

 

 

山梨県立北杜高等学校 校長 河手 由美香