2023年9月28日カテゴリー:

ブドウの苗作り実習(校外活動)

8月31日(木)に総合学科生物資源系列の果樹選択の3年生は、校外学習として笛吹市内の須田葡萄苗圃様の圃場を訪れました。須田さんの圃場では、接ぎ木によるブドウの苗木の生産が行われています。接ぎ木というのは植物苗の生産技術の一つで、生育強健な台木(だいぎ)植物と高品質な穂木(ほぎ)植物をつなぎ合わせる手法です。多くの果物の苗はこの技術で生産されています。果樹の授業では接ぎ木学習の一環として、令和4年度の冬に須田さんのご協力を頂いて接ぎ木作り実習を行いました。接ぎ木は異なる植物同士をナイフなどで切って切り口をつなぎ合わせる方法なので、成功率は植物同士の相性や管理の仕方に大きく左右されます。生徒の作った接ぎ木は須田さんの圃場で半年間管理され、100本中22本が正常な苗として育っていました。今回の実習では、苗木の枝葉を切りそろえる作業を行いました。生徒からは貴重な体験に喜びの声が上がりました。生徒が関わらせていただいた苗は葉が枯れて落ちる11月に仕上がる見込みとのことです。